心臓病児者とその家族が安心して暮らせるように。
全国心臓病の子どもを守る会は1963年の創設以来、医療費の助成、身体障害者手帳、特別児童扶養手当、小児慢性特定疾患対策などの心臓病児に必要な制度を国に働きかけてきました。
現在でも、必要な制度が維持されるように、また未だ制度化されていない事柄について、毎年、厚生労働省などとの交渉を続けています。
改訂版『心臓病児者をささえる社会保障制度』
この冊子は、『心臓病児者の幸せのために~病気と制度の解説』の改訂版発行にともない、福祉制度の解説を補うものとして、2010年6月にはじめて作成しました。今回の改訂では、様々な制度が変わっていることもあり、ほとんど新しい内容となりました。
患者・家族が社会保障制度をより理解して活用してもらい、日々の生活をよりよいものに近づけていただけることを願っています。また、単に制度の解説を述べるだけではなく、その問題点や会の考えについても詳しく書いています。社会保障制度は、国民一人ひとりの声で作り上げていくものです。制度を利用している一人ひとりが、そのことへの問題意識をもつことが大切だからと考えたからです